新鋭艦長、戦乱の海へ―英国海軍の雄ジャック・オーブリー(上)
読書中。あとすこし。
ホーンブロワーや、いま併読しているピーター・シムプル(まだ読み終えていないんである)と違ってわかりにくい文章。複雑ということではなく、文末が濁してあるというか、一文いち文が完結せずにつながっていて、セリフと地の文が渾然一体となっているというか、いま誰が考えているのかしゃべっているのかがボケーと読んでいるとわかりにくい。気をいれて読まないといけない。わたしはこういう文章が大好きだ。
いま五章を読み終えたところですが、過去持ちのディロンというのがいて、こいつがおなじ艦のマーシャル航海長のことをホモだホモだとうるさいのだが、なんでおまえはそんなに他人を気にするんだ……おまえこそジャックのことが好きなんじゃないのかとちょっとイラついた。