johnnyjumpup's blog

アニメ、まんが、CD等のおぼえがき

罪と罰

 ドストエフスキー罪と罰』も第五編に突入。あと三分の一ほどでしょうか。登場人物みんながヒステリックにわめきたてるのでだんだん全員に苛ついてきました……もっと静かにしゃべれんのか。ただあの死んだ官吏の娘のソーニャだったかは好きというかいいね。瀕死の父親の元へきたところはちょっと泣いちゃった。さいきんああいうのですぐ泣いてしまう。
 主人公は自首するつもりはもうないのか? こいつ反省の色がまったく見えない(とわたしは受け取った)のがどうもな……度をこえて金儲けするやつは氏ね!てことかよー。そもそもなんでばあさんを殺したのか? なんにもわかってないんですけど。もう読みなおすのもめんどうだし。それから主人公の母親ね、あれはあまりいい親でないように見えたんだけどもまあ母親というのはああしたもんかね……ニートの息子におびえる母って、同情はするけど。
 主人公とソーニャの聖書の場面はまったく意味するところがわかりませんでしたが、自殺でなく病死などの自然死でもなく、責め殺された者はいずれ復活する。よって甘んじて現世で責め苦を受けるんだということかしらん? 主人公とソーニャのそれぞれの「罪」はまったくべつの次元のものなわけだが。