- 作者: あさぎり夕,佐々成美
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: 単行本
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この手のものははっきり避けていたわけではないけど基本的に好みじゃないなと思っていたんで、いままでスルーしてきましたが、なかなかおもしろかった。身代わり花嫁もので、思い込みの激しい不器用で傲慢な攻めが受けの人格を無視していたぶるわけですが、途中なんか、あれっこいつ大丈夫か?と攻めの正気をうたがってしまう、ちょっとしたサスペンス。
攻めが、荒れた高校に入っていてやんちゃをしてて…みたいな過去も、あまりBL的なかんじではなく(少年)マンガ的というか、成り上がり具合がレトロなかんじでいい。
それから、このシリーズは8巻まで出ているのですが、いわゆる総ホモってやつらしく、そういうとこもいいわ。けっこう好きなのよね総ホモ。よく嫌だって言うひといるけど、いやその気持ちはわかるんだけど、やっぱたまにはいいじゃんなんて思ってしまう。ただ、ストーリイがどの付くシリアスだと総ホモはマイナス点かも?
あさぎり夕といえば、むか〜し従姉がファンで、たしかなかよしで『なな色マジック』が連載中で彼女はBのファンだった。部屋にポスターも貼ってた。その後、作者がボーイズラブに転向したときにインタビューかなにかで「Bというキャラは(ゲイと明言こそしていないものの)右耳のみにピアスをしている」というようなことを言っていて、いとこのお姉ちゃん元気かなーと思ったりしたもんでした