johnnyjumpup's blog

アニメ、まんが、CD等のおぼえがき

ドストエフスキイ

 『罪と罰』を読んでいます。はるかむかしに挑戦しかけたことがあるのですが、あえなく挫折し(挫折というほど挑んでもいなかったが)そのまま放置していたのをはじめから読んでます。新潮社の世界文学全集17巻、1961年刊行……生まれるまえからうちにあったやつ。紙魚もよりつかんような本(はたして冬場に活動する虫なのだろうか)。
 ところで、まだ第二編のはじめのほうまでしか進んでいないのですが、なんだか弱っちい主人公のくせに暴力的だなあ……ほとんど妄想なんだけど。荷馬車の夢のあたりは読むのがつらかった。なんていうか、まあ繊細で教養があるからかもしらんけど長生きできなそうな主人公だ。だからこその文学か。つうか働けよ。妹が自身を売って結婚しちゃう〜とか言ってるヒマがあるんならよー……動いてたらアホな考えもなくなるだろ。馬鹿な労働者というのがいちばんいいのかもしらん。